先に結論:送る前に確認したい5つのこと

粉骨(ご遺骨をパウダー状にすること)や委託散骨は、ご遺骨を郵送して頼める業者が多くあります。送る前に、次の5つを業者の案内で確認しておくと安心です。

  1. 送り方:どの配送サービスで送るよう案内されているか(多くの業者はゆうパックを案内しています)
  2. 梱包:送骨キットが届くのか、自分で箱を用意するのか。骨壺ごと送るのか、袋に移して送るのか
  3. 同封する書類:申込書、火葬のときに受け取った書類の写し、身分証の写しなど
  4. 費用:送料・キット代は料金に含まれるか。元払いか着払いか
  5. 返ってくる形:粉骨のあと、どのような容器・袋で、どう返送されるか(粉骨だけを頼む場合)

以下で、流れと梱包のしかたを順番に説明します。

郵送で頼むときの流れ

業者によって順番は少し違いますが、一般的には次のように進みます。

  1. 申し込み・書類の取り寄せ:公式サイトや電話で申し込み、申込書や送り方の案内を受け取ります。
  2. 送骨キットの受け取り(ある場合):箱・緩衝材・送り状などが届く業者があります。
  3. 梱包して発送:案内に沿って梱包し、書類を同封して送ります。
  4. 到着の連絡・作業:業者に届いたあと、粉骨(委託散骨なら、その後散骨)が行われます。
  5. 返送・報告:粉骨だけの場合はご遺骨が返送され、委託散骨の場合は散骨の報告や証明書が届く業者があります。

送り方:ゆうパックについて分かっていること

当サイトで送り方を確認できた掲載業者の多くは、日本郵便のゆうパックで送るよう案内していました。「ゆうパックのみ」と書いている業者もあります。

日本郵便の公式情報で確認できたのは、次の点です。

なお、海外あての国際郵便では、遺骨は原則として引き受けてもらえない物に入っています。海外の海での散骨を考えている場合は、業者に相談してください。

ヤマト運輸や佐川急便などほかの配送会社の扱いは、当サイトでは各社の公式情報を確認できていません。業者の案内に書かれた方法で送るのが安全です。

梱包のしかた

梱包は、業者の案内がある場合はそれに従うのが基本です。ここでは、多くの業者の案内に共通する点をまとめます。

骨壺のふたを固定する

骨壺ごと送る場合は、運ぶ途中でふたが開かないよう、テープでふたと本体を固定します。中のご遺骨がこぼれないよう、しっかり密封するよう案内している業者もあります。骨壺を入れていた箱や覆い袋をどうするか(一緒に送るか、手元に残すか)は、業者に確認してください。

割れないように緩衝材で包む

骨壺は陶器のものが多く、割れやすいため、タオルや緩衝材で包み、段ボール箱の中で動かないようすき間を埋めます。段ボールは丈夫なものを使いましょう。

袋に移して送るよう案内する業者もある

骨壺は同封せず、ご遺骨をジッパー付きの袋に二重に入れて送るよう案内する業者もあります。骨壺を同封すると別料金になる業者もあるため、どちらの形で送るかを事前に確認してください。

お墓から取り出したご遺骨の場合

お墓から取り出したご遺骨は、湿っていることがあります。そのまま送ってよいか、乾燥作業が別料金になるかを、事前に業者へ確認しておきましょう。

品名の書き方

送り状の品名欄の書き方(「遺骨」と書くか、別の書き方を案内しているか)は業者によって違います。案内がない場合は、業者に確認してください。

同封する書類

業者が求める書類を同封します。掲載業者の案内でよく見られたのは、次のようなものです。

「火葬のときに受け取った書類」について補足すると、墓地、埋葬等に関する法律では、市町村長は火葬の許可を与えるときに火葬許可証を交付し(第8条)、火葬場の管理者は火葬を行ったあと、火葬許可証に必要な事項を記入して、火葬を求めた者に返すこととされています(第16条第2項)。どの書類の写しが必要かは、業者の案内で確認してください。お墓から取り出したご遺骨の場合は、改葬の手続きが関係することがあります(墓じまいから散骨までの流れ)。

送料・キット代の考え方

送料やキット代の扱いは、業者によってかなり違います。当サイトで確認した掲載業者の案内には、次のような形がありました。

料金を比べるときは、「プランの料金+送料+キット代」で考えると、実際にかかる額に近くなります。当サイトの委託散骨の比較では、粉骨込みの総額に送料やキット代は原則として含めていません(計算方法は料金の調べ方)。

粉骨だけを頼む場合の返送

粉骨だけを頼む場合は、粉骨したご遺骨が返送されてきます。返ってくる容器(袋・真空パック・小さな骨壺など)、返送の送料、元の骨壺の扱い(返送するか、処分を頼めるか)は業者ごとに違います。手元供養や、ご自身で散骨することを考えている場合は、使いたい容器の形に合わせて選ぶとよいでしょう。粉骨の料金については粉骨の料金を比較にまとめています。

発送する前のチェックリスト

最後に、発送の前に確かめておきたいことをまとめます。

発送したら、業者に「送りました」と連絡しておくと、到着の確認がスムーズです。追跡番号を伝えておくと、業者の側でも配達状況を確かめられます。

届くまで・作業が終わるまでの期間

ゆうパックの配達日数は、送る地域と届け先の組み合わせで変わります。業者に届いてから粉骨が終わるまで、また委託散骨の場合に散骨が行われるまでの期間も、業者やプラン、天候によって違います。法要の日程などに合わせたい事情がある場合は、申し込みのときに伝え、いつ頃までに送ればよいかを確認しておきましょう。


比較ページのご案内

出典(2026年10月20日閲覧)