「粉骨は自分でもできるのだろうか」と考える方もいらっしゃいます。費用をおさえたい、故人のご遺骨を他人に預けたくない、といった思いからです。

先に結論をお伝えすると、ご自身で粉骨を行うことを禁じた法律の規定は見当たりません。ただし、作業には時間と手間がかかり、気持ちの面での負担も小さくありません。この記事では、自分で粉骨する場合と業者に頼む場合の違い、考えておきたい点をまとめます。

自分で粉骨する場合

できること・できないこと

墓地、埋葬等に関する法律(墓地埋葬法)には、粉骨そのものについての決まりはありません。一方で、同じ法律の第4条では「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない」と定められています。粉骨したご遺骨であっても、自宅の庭などに埋めることは、この決まりとの関係で問題になるおそれがあります。粉骨したあとのご遺骨をどうするかは、先に決めておきましょう。

また、粉骨したご遺骨を自分たちで散骨する場合は、散骨する場所に注意が必要です。条例で散骨を禁止・制限している自治体もあります(散骨が禁止・制限されている自治体の一覧)。散骨してよい場所かどうか迷うときは、その土地の自治体に確認してください。

作業で気をつけたいこと

自分で粉骨する場合、一般には次のような点に気をつける必要があります。

費用

道具をそろえる費用はかかりますが、業者に頼む料金と比べるときは、作業にかかる時間や手間も含めて考えておくと安心です。

業者に頼む場合

業者に頼む場合は、専用の機械や手作業で、散骨に使える細かさまで粉骨してくれます。郵送で受け付けている業者も多くあります。

当サイト掲載業者の公開料金(2026年10月時点)では、粉骨だけを頼んだときの料金は数千円台から3万円台まで幅がありました。骨壺の大きさやご遺骨の状態(洗浄・乾燥が必要か)によって料金が変わる業者もあります。詳しくは粉骨の料金を比較でご説明しています。

業者に頼む場合の主な利点は、次のとおりです。

一方で、ご遺骨を預けることに不安を感じる方もいらっしゃいます。作業に立ち会える業者や、作業の様子を写真で知らせてくれる業者もあるので、気になる方は問い合わせのときに確認してみてください。

気持ちの面で考えておきたいこと

粉骨は、故人のご遺骨を自分の手で砕く作業です。「最後まで自分の手で送りたい」と考える方もいれば、作業をしてみて、思っていたよりもつらく感じる方もいらっしゃいます。

自分で行うか迷うときは、次のようなことを考えてみてください。

どちらが正しいということはありません。ご家族が納得できる形を選ぶことが何より大切です。

手元供養に使う場合

粉骨したご遺骨は、小さな骨壺やペンダント、ガラスの容器などに納めて、ご自宅で供養することもできます。これを「手元供養」と呼びます。粉骨することでかさが小さくなるため、小さな容器にも納めやすくなります。

手元供養に使う場合は、次の点を考えておくとよいでしょう。

まとめ


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出典(2026年10月18日閲覧)